松山城や『坂の上の雲』ゆかりの地を訪ねて

松山旅行記 アイキャッチ2

【はじめに】

以前から行ってみたいと思っていた愛媛県の松山に行ってきました。四国自体が初めてで、松山・四国共にこぢんまりした雰囲気が自分の性に合う感じです。機会があれば、他の地域も見て回りたいなと思っています。

旅程は1泊2日で、この記事は2日間のうちの2日目です。主に松山城などの松山市中心部を見て回りました。

【旅程】
☆1日目:道後界隈(道後温泉本館・道後公園等)
★2日目:松山タウン(松山城・秋山兄弟生誕地等)

【旅行日】
2013年12月14日〜15日

【本編】

おはようございます。愛媛松山旅行の2日目の朝です。

1日目に滞在した道後温泉を後にして松山市の中心部へと向います。道後温泉から松山市中心部へは坊っちゃん列車を使いました。坊っちゃん列車 写真

まず訪れたのは、愛媛県史跡にも指定されている「子規堂」。俳人の正岡子規が17歳まで暮らした家を復元したそうです。子規堂 写真1

中には、正岡子規の書斎、直筆原稿、遺品などがあります。子規堂 写真2

どうでもいいですが、NHKのドラマ(司馬遼太郎原作「坂の上の雲」)の影響で正岡子規と言えば俳優の香川照之氏の顔が連想されるので、上の肖像画を見ると「イメージが違うw」と思ってしまいます。

このほか、敷地内には坊っちゃん列車の初期の車両も展示されています。子規堂 写真3

子規堂を後にして、伊予鉄道の松山市駅前にやってきました。松山市駅前 写真1

初日の記事でも書きましたが、この路面電車クリーム色と朱色のツートンカラーがいい味を出していますよね。松山 路面電車 写真

松山市駅の目の前は「いよてつ高島屋」があり、その最上階には大観覧車「くるりん」があります。松山市駅前 写真2

駅前を通った時間はまだ営業前ですが、きっと近くで見たら結構な迫力なんだろうなと思います。

松山市駅前を後にして、次の目的地へ向かうため「銀天街」「大街道」と続くアーケード街を通っていきます。それにしても、ポスターに写っているアイドルは誰なんでしょうか?松山 商店街 写真

さてアーケード街を抜けて到着したのは「秋山兄弟生誕地」です。秋山兄弟生誕地 写真1

先ほど度もチラッと触れた「坂の上の雲」の主人公の秋山好古・真之兄弟の記念館です(→NHKのドラマでは兄好古を阿部寛さんが、弟真之を本木雅弘さんがそれぞれ演じていました)。

ここでは係の方がビデオを見せてくれたり展示物の紹介をしてくれます。さらに、「お客さん、結構写真好きそうだね。プロのカメラマンからこの場所から撮るのがベストというのを聞いているので、それを教えてあげる」ということもレクチャーしてくれました。

という訳で、

ベスポジその1:真之(弟)の肩越しに騎馬に乗った好古(兄)を捉える構図。秋山兄弟生誕地 写真2

ベスポジその2:好古(兄)の右斜め後ろから真之(弟)の胸像を捉える構図。秋山兄弟生誕地 写真3

いかがでしょうか?確かにいい構図ですね。こうした情報がなければ、恐らくこの構図では撮っていなかったと思いますw。

お昼にします。1日目の記事で書いた通り、愛媛の郷土料理である鯛めしには中予風と南予風の2種類が存在し、1日目のお昼が中予風の鯛めしであったのに対して、今回2日目のお昼は南予風の鯛めしです。鯛めし 南予風 写真1

食事をした場所は、「鮮魚旬菜 吉」というお店。鯛めし 南予風 写真2

このお店はガイドブックには載っていなく、松山出身の知り合いに「よく家族で行く美味しいお店」として教えてもらいました。ジャンル的には割烹・小料理屋のようなお店で、特に初めてこのお店を訪れた人にとっては敷居が高い感じがしますが、出されたお料理・お店の方々の接客・そしてお店の全体的な雰囲気の全てにおいて、ここは入って大正解でした。夜はそれなりにお値段も高そうですが、ランチであれば他より少し高い程度ですので、コストパフォーマンス的にはお昼が特にいいかもしれません。紹介頂いたYさんに感謝です。

お昼の後は、2日目のハイライトである松山城へと向かいます。

松山城へはロープウェイ又はリフトを使って登っていきます。そして乗り場に向かうにはロープウェー街と呼ばれる商店街を通っていくのですが、色々お店がたくさんあります。

例えば、こちらは「10FACTORY」という愛媛みかんの専門店。10FACTORY 写真

このほか今治タオルやじゃこ天で有名なお店なんかもありました。そして一番の人気所は「霧の森大福」を販売する霧の森菓子工房。よくネットの「お取り寄せグルメ」などでも上位に入る有名な商品で、自分もこの時買って評判通りの美味しさに虜になりました。それ以来都内のデパート等での愛媛の物産展で「霧の森大福」が販売される場合には、買うようにしています。

ちなみに、ロープウェイの車内では女性添乗員が松山城の歴史などを解説してくれます。何を話してくれたかほとんど記憶にないですが(笑)、最後のセリフだけは印象的で今でも覚えています。

添乗員「こちら愛媛の方言では『ありがとう』を『だんだん』と言います。是非この言葉は覚えて帰って頂きたいと思います。それでは、今日はロープウェイにご乗車頂き、誠にありがとうございました。だんだん♪」

ロープウェイを降りて、松山城にやってきました。松山城 写真1

てくてく歩いていると、「だんだん」と天守閣が見えてきました。松山城 写真2

聞くところによると、江戸時代以前に建造された天守のうち現代に残っているのは、こちらの松山城を含めて全国でたった12城しかないそうです。貴重ですね。

天守閣の方に近づくと、松山城のマスコット「よしあきくん」がお出迎えです。松山城 写真3

天守閣のアップです。松山城 写真4

天守閣を下から煽って。松山城 写真5

この後天守閣の中に入り、天守閣からの眺望を楽しみ、松山城を後にしました。下記の写真は帰りのロープウェイを降りた直後に駅に設置してあったポンジュースの蛇口です。松山城 写真6

たまに松山空港とかでもイベントで置かれたりするというのを聞いたことがありますが、ここにもありました。

この日のメインの松山城で十分に堪能しましたが、これ以降も何ヶ所か見て回りました。

こちらは坂の上の雲ミュージアムで、坂の上の雲ミュージアム 写真

こちらは晩翠荘です。晩翠荘 写真1

ちなみに、こんな風に晩翠荘は、文明開化以降の雰囲気が残る洋館です。晩翠荘 写真2

当初予定には入っていませんでしたが、多少時間に余裕があったので、松山城二之丸史跡庭園にも足を伸ばしました。松山城二之丸史跡庭園 写真1

遠くに小さく見えるのは松山城です。松山城二之丸史跡庭園 写真2

愛媛と言えば、みかんですよね。松山城二之丸史跡庭園 写真3

お天気も良くて、池の水面に青空が写っています。松山城二之丸史跡庭園 写真4

夕暮れ時です。寂しいですが、松山を離れる時間が迫ってきました。松山城二之丸史跡庭園 写真5

出発前最後の食事は、郷土料理である「鯛そうめん」を頂きました。鯛が一尾を使った「たいそうなめん」です!?鯛そうめん 写真

そして後ろ髪を引かれつつ、帰路につきました。

【まとめ】

最後に愛媛県のイメージキャラクター(ゆるキャラ)の「みきゃん」についてご紹介。みきゃん 写真

今や各地方自治体でゆるキャラが色々登場していますが、松山滞在中に何度も目にして、いつの間にかハマリました。個人的にはそのうち「ゆるキャラグランプリ」で1位を取って、全国的に知名度が上がることもそう遠い日ではないような気がします!?

旅行全体の感想ですが、松山は街全体がコンパクトにまとまっており、非常に観光しやすい街ですね。また、「みきゃん」が示す通り(?)いい意味でゆる〜い感じの雰囲気があって、そこも気に入りました。今回はスケジュールの関係で道後温泉と松山市中心部のみの旅行でしたが、愛媛にはほかにもバリィさんで有名な今治や古い町並みの内子など回ってみたい場所がまだまだありますので、いくつしかまた行ってみたいなと思っています。

いずれにしましても、最後までお読み頂きありがとうございました!だんだん♪

[参考]
松山市観光ガイド
子規堂
秋山兄弟生誕地(注:いきなり音声が出ます)
鮮魚旬菜 吉(食べログ)
松山城
坂の上の雲ミュージアム
晩翠荘
松山城二之丸史跡庭園
みきゃんのウェブサイト


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