冬の函館旅行 その2 元町散策〜フォトジェニックな教会・洋館・坂道

函館ハリストス正教会 アイキャッチ画像

【はじめに】

冬の函館を2泊3日で訪れました。欲をいえばきりがありませんが、期待していた「晴れ」と「雪」の両方のシチュエーションで冬の函館を写真に収めることができたので満足です。この記事では、1日目の元町散策について書いていきます。

【訪れた場所(記事のシリーズ)】
*1日目:函館朝市・ベイエリア
*1日目:元町[今回の記事]
*1日目:元町・ベイエリア(夕景・夜景)
*2日目:五稜郭
*2日目:函館市熱帯植物園・トラピスチヌ修道院
*2日目:ベイエリア(夜景&雪)
*3日目:北島三郎記念館・摩周丸
*3日目:八幡坂・金森赤レンガ倉庫(夕景)

【旅行日】
2017年1月28日-30日

【本編】

前回のベイエリアから元町エリアにやってきました。

元町エリアの特色

200年以上の鎖国を経て、江戸時代末期に長崎・横浜と共に開港した函館。外国人居留地に定められ、特にこれから回る元町エリアには各国の領事館や教会が建てられました。また、全部で19ある坂道も元町を特徴づけるものとなっています。そんな異国文化溢れる、坂の街元町を散策していきます。

とその前に、まずはランチから。

天皇・皇后両陛下もお召しになった五島軒本店の「リッチ鴨カレー」

ランチに訪れたのは、五島軒本店(レストラン雪河亭)。函館 五島軒

五島軒本店は1879年(明治12年)創業の老舗洋食店で、カジュアルな洋食から、気軽なフレンチやロシア料理のコース、本格的なフルコースまで、幅広いメニューが楽しめます。

また、1989年(平成元年)には天皇・皇后両陛下が来店したこともあるそうです。

そしてその時お召しになったのが、こちらの「リッチ鴨カレー」。函館 五島軒 リッチ鴨カレー1

名前が示す通り、リッチな雰囲気ですね。函館 五島軒 リッチ鴨カレー2

薬味も種類豊富です。""

リッチ鴨カレーは甘口で、天皇・皇后両陛下に提供されただけあり、とても上品な味わいでした。このほかカレーだけでも、「海の幸カレー〈中辛〉」「イギリス風ビーフカレー〈中辛〉」「フランス風ビーフカレー〈甘口〉」「インド風チキンカレー〈辛口〉」等があり、色んな種類のカレーを楽しむことができます。

元町の教会群

昼食後、元町散策開始です。二十間坂から八幡坂にかけて宗派の異なる教会が集中的に建ち並んでいますので、そうした教会群を見ていきます。

東本願寺函館別院

まずは二十間坂沿いに建つ東本願寺函館別院から(→「いきなり仏教かよw」という突っ込みもあるでしょうが、本来「教会」は宗教関係なく使用される言葉だそうなので、ここでは教会群に含めます)。

東本願寺函館別院は、1915年(大正4年)に再建された浄土真宗・真宗大谷派の寺院。東本願寺函館別院1

ここの最大の特徴は、日本初の鉄筋コンクリート寺院であること。

伝統的な仏教寺院に近代的な要素が含まれており、特に雪景色の中で見るとそうした印象を強く持ちました。東本願寺函館別院2

東本願寺函館別院の裏手からのカット。東本願寺函館別院3

カトリック元町教会

続いてやってきたのは、カトリック元町教会。函館 カトリック元町教会1

カトリック元町教会は1877年(明治10年)に建立され、その後大火で焼失後、1924年(大正13年)に現在の聖堂が再建。函館 カトリック元町教会2

また敷地内には幼稚園も併設されています。函館 カトリック元町教会3

函館聖ヨハネ教会

カトリック元町教会から後述するチャチャ登りの坂を上っていくと辿り着くのが、函館聖ヨハネ教会。函館聖ヨハネ教会1

函館聖ヨハネ教会は1874年(明治7年)に創設されたプロテスタント教会で、現在の建物は1979年築。

茶色の十字形をした屋根が印象的です。函館聖ヨハネ教会2

函館ハリストス正教会

函館聖ヨハネ教会のすぐ近くには、函館ハリストス正教会があります。函館ハリストス正教会1

函館ハリストス正教会は、1860年(万延元年)ロシア領事館付属聖堂として建立されたロシア正教会。函館ハリストス正教会2

現存する聖堂は1916年築。函館ハリストス正教会3

「ハリストス」とはロシア語で「キリスト」を意味するそうです。函館ハリストス正教会4

また鐘楼から流れる鐘の音は「日本の音風景100選」にも選ばれたとのこと。函館ハリストス正教会5

元町の洋館

教会群から数ブロック移動して、基坂周辺にある洋館を見ていきます。

旧函館区公会堂

まずは旧函館区公会堂から。旧函館区公会堂1

旧函館区公会堂は、1910年(明治43年)に竣工した洋風建築物。1907年(明治40年)の大火で区の集会所が焼失したため、市民と豪商・相馬哲平による寄付により建設。

現在は文化施設として、建物内部を見学することが可能となっています。旧函館区公会堂2

旧函館区公会堂3

旧函館区公会堂4

元町公園

旧函館区公会堂からすぐ近くにある元町公園にもチラッと寄ってみました。元町公園は、かつて箱館奉行所や北海道庁函館支庁などが置かれ、函館・道南の政治的機能の中心を担った場所です。

旧北海道庁函館支庁庁舎は1982年(昭和57年)に修復整備され、現在は函館市元町観光案内所として活用されています。函館 元町公園

函館市旧イギリス領事館(開港記念館)

元町公園から基坂を下ってやってきたのが、函館市旧イギリス領事館(開港記念館)。函館市旧イギリス領事館(開港記念館)1

1913年(大正2年)築のこの建物は、1934年までイギリス領事館として使用されていてました。1992年(平成4年)に改装して、開港記念館として一般開放されています。函館市旧イギリス領事館(開港記念館)2

先ほどの旧函館区公会堂とこちらの函館市旧イギリス領事館(開港記念館)はそれぞれ入館料300円ですが、500円の共通券もあるので、両方回られる場合には共通券を購入した方がお得です。函館市旧イギリス領事館(開港記念館)3

元町の坂道

冒頭にも書いた通り、元町エリアは坂に囲まれています。順番は違ってきますが、教会群から洋館へと散策した中で撮った坂の風景をまとめて紹介します。

チャチャ登り

まずは教会群にあるチャチャ登り。「チャチャ」とは「おじいさん」の意で、あまりにも急な坂で誰もが腰を曲げて登ることから名付けられたそうです。

実際それなりに急な坂ですが、坂を登り切った場所からは、左手に函館ハリストス正教会、右手に函館聖ヨハネ教会を眺めることができます。函館 チャチャ登り

八幡坂(はちまんざか)

今回回った教会群と洋館と間にあるのが、八幡坂。函館山の夜景と並んでガイドブックの表紙等にも頻繁に利用されているため、函館を代表する景観の一つといえるかと。

八幡坂は坂の上からの眺めがベストポジションで、ちょうど正面に記念館として港に係留展示されている青函連絡船・摩周丸を望むことができます。函館 八幡坂1

レンズを変えて、もう一枚。函館 八幡坂2

基坂(もといざか)

明治時代に里数を測る基点となる「里程元標」が立ったことからこの名前が付いた基坂。基坂沿いには、旧函館区公会堂・元町公園・函館市旧イギリス領事館(開港記念館)があります。

先ほどの八幡坂とは反対に、坂の下から函館山を見上げる格好で写真を撮りました。函館 基坂1

また、目の前の通りを路面電車が走っているので、撮り鉄の方はここから撮るのもオススメかと。函館 基坂2

この後ベイエリアに戻り、ホテルにチェックインして、少し休憩後、再び元町・ベイエリアの夕景・夜景を撮っていきますが、きりがいいので一旦ここで区切ります。

【まとめ】

という訳で、冬の函館旅行より、1日目の元町散策の記事でした。

前回の記事でも書いた通り、雪景色を撮りたく冬の時期に函館を訪れ、実際元町エリアでは「青空&雪景色&教会・洋館」という組み合わせで写真を撮ることができ、この点は満足しています。一方、冬の時期は建物の中に入れず外観のみの見学であったり、冬は営業していない施設もあったりしました。そして何より、冬の雪道という条件で元町の坂道を上り下りするのは結構シンドイ(苦笑)。という訳で、こと元町散策に関しては、やっぱり夏の方がいいかもと少し思いました。

さて次の記事では、元町・ベイエリアの夕景・夜景について書いていきます。

[地図]

[関連リンク]
函館市公式観光情報サイトはこぶら
五島軒
旧函館区公会堂
函館市旧イギリス領事館


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