機材を「α7 II & SEL1635Z」から「α7 III & SEL1635GM」へチェンジ!

α7III アイキャッチ画像

【はじめに】

kosuです。このブログは「 写真がメインのゆるい旅行ブログです」ということで、カメラやレンズなどの機材は基本的に扱ってこなかったのですが、今回ボディとメインのレンズの入れ替えをしたので、備忘のため(?)記事に残しておきます。

【本編】

メインの機材を「α7 II & SEL1635Z」から「α7 III & SEL1635GM」へチェンジ!

先に結論から。ここ2年使ってきたソニーのフルサイズカメラ「α7 II」を新発売の後継機種「α7 III」に買い換えました。さらにメインで使ってきたレンズ「SEL1635Z」を売って、同じ焦点距離の「SEL1635GM」を購入しました。

つまり、この組み合わせ(α7 II & SEL1635Z)から、α7II SEL1635Z

この組み合わせ(α7 III & SEL1635GM)へチェンジ!α7III SEL1635GM

ちなみに、2年前に「α7 II」を購入した時の記事はこちらです。

“シャッター音に惚れてフルサイズのカメラ(ソニー α7 II)に移行した話”

上記の記事は現時点で当ブログ記事全体で5番目のアクセス数を誇り(10,000PV以上)、何気に需要があるようなので(?)、本記事でも「二匹目のドジョウ」を狙いますw。以下、ボディ・レンズそれぞれ今回買い換えた理由を書いていきます。

α7 IIからα7 IIIに買い換えた理由

まずはボディから。α7III

最初に「α7 II」を2年間使った感想を述べると、自分にとって初めてのフルサイズミラーレス一眼カメラということで非常に満足しています。価格と性能のバランス面で「フルサイズデビュー機」としては最適で、100点満点で90点から95点はあげていいと思います。今回後継機種の「α7 III」が新発売されるにあたり、主に以下の二点で買い換えを決めました。

理由その1:サイレント撮影機能搭載

数少ない「α7 II」に対する不満の一つとして、無音のサイレント撮影機能がなかったことが挙げられます。今でこそソニーのミラーレス一眼はAPS-C機を含めてサイレント撮影ができる機種が大半ですが、「α7 II」ではそれがなく、旅行先での写真撮影がメインの自分としては不便でした。

例えば、海外の美術館ではフラッシュさえ使用しなければ写真撮影OKなケースも多いのですが、やはり周りの目を考えると、シャッター音を無音にして撮りたいもの。台北 故宮博物館
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宗教施設なんかもシャッター音がはばかれます。シンガポール リトル・インディア
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観光地では周りもカメラやスマホでパシャパシャ撮っているのでお店側も慣れている様子ですが、レストランなんかもシャッター音なく撮りたいですね。飛騨高山 キッチン飛騨
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もう一つ挙げると飛行機の機内もそうですね。食事が終わり、機内の照明が消されて休みの時間帯に入ってから機窓の写真を撮るのは、申し訳ない気持ちもあります。香港航空
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そんなこともあり、「α7 III」ではサイレント撮影機能が搭載されるという一点だけでも十分に買い換えを促す要因となりました。

理由その2:バッテリー性能向上

もう一つの大きな要因が、「α7 III」では従来機の約2.2倍の容量を持つ高容量バッテリーが搭載されたこと。「α7 II」の時には旅行時にバッテリーを4本持っていき、朝から晩まで一日中1,000枚前後写真を撮っていると、バッテリー3本を使い切り、4本目に突入というケースが通常でした。

これが冬場に寒い地域に行くとさらに状況が悪化し、バッテリー4本共使い切ってしまうことも結構ありました(→体感的には通常の1.5倍くらいのスピードでバッテリーが減るのと、ある程度残量があるはずなのに急に残り数%になる事象も頻発)。白川郷 冬
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函館 冬
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バッテリーに関しては、「α7 II」の前の機種から同じものを使用していて、経年劣化による部分もあったかと思いますし、冬場についてはそういうものらしく、いったんバッテリー切れになってもしばらくポケットの中に入れていると復活したりもしましたが、いかんせん「もう少し何とかならんの?」と思っていたので、今回「α7 III」で高容量バッテリーが搭載されたことは嬉しい限りです。

その他改善点

これら以外に「α7 II」から「α7 III」で進化した点は、例えば、

  • センサーと画像処理エンジンを一新し、感度特性が向上したほか、高い解像性能と広いダイナミックレンジを実現し、データ処理も従来より約1.8倍高速に。
  • 特に感度面では、常用感度の上限は従来のISO25600から1段分高感度となるISO51200に対応するようになり、ノイズ低減処理や色再現性も向上。
  • AF性能が飛躍的に進化し、従来モデル「α7 II」は117点の像面位相差AFと25点のコントラストAFを組み合わせたシステムであるのに対して、「α7 III」では像面位相差AFがフラッグシップモデルのα9と同じ693点に、コントラストAFがα7シリーズでもっとも多い425点に強化。
  • 連写性能については、従来の「α7 II」では最高約5コマ/秒であったのが「α7 III」では最高約10コマ/秒に倍増。連続撮影可能枚数についても、RAW(圧縮)では「α7 II」の約25枚に対して、「α7 III」では約89枚と3倍以上に。

ソニーのフルサイズミラーレスには「α9」や「α7R III」の上位モデルがあり、「α7 III」はその中で「ベーシックモデル」という位置づけのため、機能面ではそれら上位モデルに劣る面もいくつかありますが、価格と性能のバランスでいえばメーカーが謳う「フルサイズミラーレスの新基準へ。」というキャッチコピーに偽りはないかなと思います。

SEL1635ZからSEL1635GMに買い換えた理由

次にレンズについて。SEL1635GM

これまで「α7 II」と共に使用してきた「SEL1635Z」は、高性能の広角ズームレンズとしてとても重宝しました。最初は16mmの広角側での写真に惹かれ、最近では35mmの準広角的な焦点距離が自分の撮る旅行スナップにはマッチしていることに気づき、通常旅行先には3本レンズを持っていくものの、撮る写真の9割以上は広角の「SEL1635Z」によるものとなっていました。

そうした中、同じ焦点距離でソニーのフルサイズ用レンズでは最高級ラインの「G Master」シリーズに属する「SEL1635GM」に買い換えました。一番の違いは開放F値で、「SEL1635Z」がズーム全域F4に対して、「SEL1635GM」はズーム全域F2.8となり、以下の場面で違いが出てくると期待しています。

手持ち夜景の守備範囲が広がる

これが「SEL1635Z」から「SEL1635GM」に買い換えた最大の理由。フルサイズのカメラとF4のレンズの組み合わせでも十分手持ち夜景は撮れますが、人間の欲とは恐ろしいもので(?)、「SEL1635Z」を使っている時にも「もう一段分の明るさ(F2.8)があればなあ…」と思うことがしばしばでした。

ここぞという場面では三脚を使いますが、機動性を考えると夜景もなるべくなら手持ちで撮りたいと思っていて(→何より三脚を持ち歩いたり、セットするのが面倒くさいw)、手持ち夜景の守備範囲を広げるべく「SEL1635GM」に買い換えました。以下、過去に「SEL1635Z」で撮った手持ち夜景のカットですが、今後は更なるレベルアップが期待できます!?

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ニューヨーク タイムズスクエア
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京都 清水寺
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水族館・美術館・博物館などで便利

F値の小さい大口径のレンズが重宝する場面としては、通常館内が暗い水族館・美術館・博物館なんかも挙げられ、こうした状況では「レンズの『明るさ』は正義だよなあ」と思いました。

沖縄 美ら海水族館
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香港 オーシャンパーク
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台湾 高雄 佛光山佛陀紀念館
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シンガポール ナショナル・ギャラリー
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35mm側でちょっとしたボケを撮りたい

これは上記2つの理由に比べるとそれほど重要視はしていませんが、35mm側でちょっとしたボケの写真を撮りたい時にF値の小さいレンズがあれば便利と思いました。一例を挙げると、レストランで食べ物をメインにしつつ、周辺をもう少しボカしたいなあということはしばしばあります。

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金沢 近江町市場
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SEL1635GMのメリット・デメリット

「SEL1635Z」と「SEL1635GM」とを比較した時、「SEL1635Z」の描写性能には十分過ぎるくらいに満足していましたので、通常の風景スナップにおける同じF値での解像度にほぼ違いはないと思っています。したがって、「(広角ズームとして)F2.8が必要か否か?」が一番のポイントでしょうか。あとは、大口径レンズによるサイズアップも考慮に入れる必要があろうかと思います(→重量は518gから680gに、フィルター径は72mmから82mmにそれぞれアップ)。自分の場合「F2.8が必要」で、購入前に銀座のソニーストアで実際に「α7 III」に「SEL1635GM」を装着してみて、「お、この大きさ・重量なら全然問題ないわ〜」と思ったので、買い替えに至りました。

試し撮り@東京国際フォーラム

「α7 III」と「SEL1635GM」を購入後初の撮影として、有楽町にある東京国際フォーラムで軽く試し撮りしてきました。都内で広角レンズの構図が活きるスポットとして真っ先に思い浮かんだのが、東京国際フォーラムの吹き抜けのロビーギャラリーです。以下、東京国際フォーラムからのカットとなります。

東京国際フォーラム 広角1

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東京国際フォーラム 広角2

東京国際フォーラム 広角3

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「α7 III & SEL1635GM」の組み合わせでいえば、手持ち夜景でこそその真価を発揮する場面かと思いますが、スケジュールの関係で昼間の撮影に。もちろん、解像感などは期待通りのものでした。

【まとめ】

という訳で、「α7 II & SEL1635Z」から「α7 III & SEL1635GM」へと機材の変更をした話でした。

ここ一年くらいは結構ジムでの筋トレにはまったこともあり、カメラや写真に対する興味が相対的に少し落ちた部分もありましたが、今回の機材買い換えを機にまた写真を撮りたい欲が復活してきています。

で、そうなると「買い換え後、最初の旅行先をどこにするか?」が重要になってきます。過去からこのブログをご覧頂いている方はご存知かもしれませんし、前回の「α7 II」購入時の記事でも書いていますが、自分とソニーのミラーレスカメラの関係を語る上で外せないのが、広島県の尾道。「α7 II」での初撮り同様に、今回も尾道が真っ先に思い浮かびました。

尾道1

尾道2

尾道3f

上記の三枚を含む、尾道シリーズ初回の記事はこちら →  “思い出の地、尾道再訪 その1:千光寺・天寧寺海雲塔など”

しなしながら、尾道観光の玄関であるJR尾道駅は現在建て替え工事中で、工事の遅れもあり開業は2019年3月とのことだそうです。どうせ三度目の尾道を訪れるなら新しい駅舎が出来上がってからがいいと思い、今回は見送ることにしました。

「新しい機材のテストの意味合いもあるので、初めて訪れる場所よりは、過去に訪れてある程度土地勘がある場所がいいよね?」とか「かつ、できるだけ思い入れのある場所がいいな?」などと色々考えた結果、一つの結論に達しました。

過去からブログを読んでいただいている方は察しがつくかもしれませんし、Twitter上では既に明かしていますが、「ゆるキャラグランプリ2016 in 愛顔のえひめ」以来約1年半振りに愛媛の松山を訪れます。

ゆるキャラグランプリ2016 in 愛顔のえひめ
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2013年12月に初めて訪れて以来、かれこれ愛媛松山には今度で6度目ですが(→どれだけ気に入ってるw)、最後に訪れて以降、道後温泉駅がリニューアルされてスタバがオープンしたり、松山市駅前に「坊っちゃん列車ミュージアム」ができたりと、新しいスポットがいくつかあります。そして何より楽しみなのがるアートの大祭「道後オンセナート2018」。「蜷川実花×道後温泉 道後アート2015」がとても印象的でしたので、期待しています。

蜷川実花×道後温泉 道後アート2015
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そういう訳で、この週末から愛媛松山に行ってきます。旅行から戻ったら、「α7 III & SEL1635GM」で撮った第一弾の旅行記を書いていくので、よろしければ引き続きご覧下さい!以上、kosuでした。

[関連リンク]
α7 III(ソニー商品サイト)
SEL1635GM(ソニー商品サイト)

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