【はじめに】
青森県の弘前市と青森市に行ってきました。何ヶ所か回ったうちの弘前の「和」の観光地の記事です。春の弘前と言えば、弘前公園の桜が有名で、実際自分もそれを主な目的として今回旅行しましたが、それ以外にも見所は色々ありました。
【回った場所(記事のシリーズ)】
☆弘前公園(昼間の桜)
☆弘前公園(夜桜)
★弘前の「和」の観光地(津軽藩ねぷた村・最勝院五重塔など)
☆弘前の「洋」の観光地(旧弘前市立図書館・旧東奥義塾外人教師館など)
☆青森市ベイエリア(青函連絡船八甲田丸・ねぶたの家 ワ・ラッセなど)
☆青森市その他のエリア(三内丸山遺跡・善知鳥神社など)
【旅行日】
2015年4月28日〜30日
【本編】
弘前の「和」の観光地として、「津軽藩ねぷた村」「最勝院五重塔」「藤田記念庭園」の3箇所を回りました。
津軽藩ねぷた村
弘前ねぷたに関する資料や実際にお祭りで用いられるねぷたの常設展示を行っている観光施設です。また、津軽三味線の実演なども行っており、ちょうど自分が行った日には全日本チャンピオンの方が演奏されていました。ちなみに、青森のねぶた祭りと言えば、青森市のねぶた祭りが最も有名ですが、実は青森県内でも各地域ごとにお祭りが行われており、山車の造りやかけ声にそれぞれ特徴があるとのことです。弘前のねぷた祭り(←なお、弘前の場合「ねぶた」ではなく「ねぷた」とのこと)については、ダイナミックな人形山車の青森のねぶた祭りに対して、艶やかな扇形の山車を用いるのが特徴とのことです。
最勝院五重塔
寛文7年(1667年)に弘前藩3代藩主の津軽信義が津軽統一の戦いにおける戦没者を供養するために建立した寺院とのこと。この寺院には五重塔があり、国の重要文化財にも指定されており、東北随一の美塔と言われているそうです。実際自分が見た五重塔の中でも、京都にある仁和寺の五重塔(→関連記事)や同じく京都にある法観寺の八坂の塔(→関連記事)、あるいはこの10日ほど前に行った新倉富士浅間神社の忠霊塔(→関連記事)と比べてもひけを取らない美しさだと思います。という訳で、写真も五重塔と絡めたものが中心です。
藤田記念庭園
大正8年(1919年)に弘前出身の実業家藤田謙一氏が東京から庭師を招いて造った庭園。藤田氏の死後は弘前相互銀行(元みちのく銀行)に譲渡され、さらに弘前市が買い取り、平成3年(1991年)に一般向けに開園したものとこと。
さらに洋館も併設され、その中には「大正浪漫喫茶室」というレトロな喫茶が入っており、せっかく弘前に来たということもあり、アップルパイのセットを注文しました。
【まとめ】
という訳で、弘前の「和」の観光地として「津軽藩ねぷた村」「最勝院五重塔」「藤田記念庭園」の3箇所を回った記事でした。春の弘前と言えば何と言っても弘前公園の桜ですが、決してそれだけはないということがわかりました。ねぶた祭りは地域ごとに特色ありますし、最勝院の五重塔は一見の価値はありますし、アップルパイは美味しいですし(?)。
なお、弘前は明治維新以降、数多くの外国人教師を招いたという歴史的経緯もあり、街にはレトロでハイカラな洋館建築の建物も存在しています。そうした洋館巡りについては、次の記事で。
[参考]
津軽藩ねぷた村
最勝院
藤田記念庭園(一般財団 弘前市みどりの協会)