【はじめに】
3月初めに雪の残る飛騨高山・白川郷を2泊3日で訪れました。飛騨高山・白川郷へは2014年9月に訪れて以来の再訪です。さらに今回は映画『君の名は。』の舞台になった飛騨古川へも足を延ばしました。この記事では、2日目の飛騨高山の古い町並さんまち散策について書いていきます。
【訪れた場所(記事のシリーズ)】
* 1日目: 新宿-高山-白川郷
* 1日目: 白川郷散策
* 1日目: 白川郷散策(夕景・夜景)
* 2日目: 白川郷散策(朝の散歩)
* 2日目: 高山散策①[今回の記事]
* 2日目: 高山散策②
* 2日目: 高山散策(夕景・夜景)
* 3日目: 高山朝市
* 3日目: 飛騨古川散策
【旅行日】
2017年3月4日−6日
【本編】
白川郷から初日素通りした飛騨高山へ戻ってきました。さるぼぼがお出迎え。
宿泊するホテルに荷物を一部預け、高山散策をスタートします。
飛騨国分寺
まずは飛騨国分寺にチラッと寄ってみました。
飛騨国分寺は高野山真言宗の寺院で、聖武天皇による国分寺建立の詔に基づき奈良時代の757年頃に建立されたと言われています。
2年半前にも一度来ていますが、とにかくこの三重塔の景観を見たくて再訪しました。
中華そば専門店 つづみそば
ちょっと早めのお昼に。飛騨国分寺からほど近い、つづみそばに入りました。
つづみそばは1956年(昭和31年)の創業の高山中華そばの老舗。ガイドブック等にも高山ラーメン(高山中華そば)を代表するお店の一つとして紹介されています。
お店の中の様子。
定番の中華そばを注文しました。
高山陣屋
つづみそばでの昼食の後は、高山を代表する観光施設の一つ、高山陣屋へと向かいました。陣屋とは江戸時代に郡代・代官が治政を行った場所で、御役所や郡代(代官)役宅、御蔵などを総称して陣屋と呼びます。幕末には全国に60数ヵ所あったと言われている郡代・代官所の中で、当時の主要建物が残っているのはこの高山陣屋だけで、国史跡に指定されています。
高山陣屋の正面入口。
犬の雪だるまがありました。
中に入ってみます。
御役所は幕府から派遣されてきた代官直属の役人の仕事部屋。
代官の住んでいた役宅のスペースもあり、そこには立派な御庭も。
ほっこりしますね。
最大49畳に広さになる大広間。「こんな広い家に住んでみたい人生だった」と思ったり(遠い目w)。
一方、この御白洲は取り調べや裁判を行う部屋。罪人は写真中央に見えるギザギザの台(責台)に正座させられ、膝の上に1枚約40kgもある石(抱石)を置かれたとか。
役人の仕事部屋から代官の居住スペース、そして尋問部屋など、高山陣屋は見所満載でした。
中橋
高山陣屋を後にしてさんまちへと向かう途中で通ったのが中橋。
朱塗りの橋はとてもフォトジェニックです。
ここも高山を代表するスポットで、個人的にも大好きです。
観光客も足を止めておのおの景色を楽しんでいるようでした。
中橋のたもとにあるお蕎麦屋さん、のがわ。
古い町並さんまち散策
古い町並さんまちへ。
さんまちは、江戸時代に飛騨高山藩初代藩主の金森長近が整備した城下町。1979年(昭和54年)に高山市三町伝統的建造物群保存地区の名称で国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されました。
統一感のある町家が建ち並びます。
人力車。
飛騨牛のにぎり寿司がテイクアウトできる坂口屋には行列ができていました。
坂口屋の向かいにある、こって牛(うし)も同じく飛騨牛のにぎり寿司を販売していて、こちらにもたくさんの観光客が並んでいました。
さんまちは飛騨高山観光のハイライトといえる感じで、たくさんの観光客で賑わっています。
少し人の流れが落ち着いてきました。
スナップな感じで。
たぬきとか。
この後も高山散策が続きますが、きりがいいのでここで一旦切ります。
【まとめ】
という訳で、晩冬の飛騨高山・白川郷旅行より、2日目の飛騨高山の古い町並さんまち散策の記事でした。
白川郷と同様、飛騨高山も2年半ぶり2度目の訪問ですが、中橋やさんまちに足を踏みいれた瞬間に「帰ってきたぜ〜」という感じでとても懐くかしく思いました。高山自体それほど大きな都市ではありませんが、観光スポットなどはコンパクトにまとまっており、自分はむしろそうした点が気に入っています。
さて次の記事では、引き続きさんまちを中心とした飛騨高山散策について書いていきます。
[地図]
[関連リンク]
飛騨高山観光公式サイト
飛騨国分寺
つづみそば
国史跡高山陣屋