【はじめに】
kosuです。2年振りに愛媛県松山市にある道後温泉を訪れました。「蜷川実花×道後温泉 道後アート2015」が開催中ということもあり、2泊3日で道後温泉をがっつり堪能しました。この記事では、そのうちの「蜷川実花×道後温泉 道後アート2015」アート作品巡りの様子について書いていきます。
【記事のシリーズ】
☆道後温泉本館(昼)
☆道後温泉本館(ライトアップ)
★「蜷川実花×道後温泉 道後アート2015」アート作品[今回の記事]
☆道後ハイカラ通り・道後グルメ
☆道後温泉その他スポット
☆道後温泉駅・伊予鉄路面電車
☆みきゃんルーム
【旅行日】
2016年1月8日-10日
【本編】
「蜷川実花×道後温泉 道後アート2015」とは
「蜷川実花×道後温泉 道後アート2015」とは、2014年に道後温泉本館改築120周年を記念して開催されたアートフェスティバル「道後オンセナート 2014」のテーマ、「最古にして、最先端。」を引き継ぐ形で道後を中心としたエリアで展開されるアートフェスティバル。
2014年のイベントでは複数のアーティストの作品が展示されていましたが、2015年のイベントでは写真家で映画監督の蜷川実花さんをメインアーティストに迎え、2015年5月1日から2016年2月29日までの10カ月の会期で開催中。
前々回の記事で道後温泉本館での作品をご紹介しましたが、この他道後温泉の各宿泊施設(ホテル・旅館)等でも様々な展示がなされており、ここでまとめてご紹介していこうかと。それじゃあ、行ってみよう。
「TSUBAKI」@道後プリンスホテル
まず訪れたのは、道後プリンスホテルにある「TSUBAKI」ルームです。こちらは、道後温泉のある愛媛県松山市の市花である椿をモチーフにしたお部屋。道後プリンスホテルにはこの「TSUBAKI」ルームでの宿泊プランもありますが、宿泊者以外でも昼間の時間帯には一般公開されています(有料)。一面ピンクの部屋は「ここに泊まるのは落ち着かなくね!?」と思わなくもないですが(笑)、中々見応えありました。
「Sketch」@道後プリンスホテル
続いて回ったのが、同じく道後プリンスホテル内にある「Sketch」ルーム。元々は「道後オンセナート 2014」で公開された作品ですが、「道後オンセナート 2014」終了後も引き続き公開中ということで一緒に見て回りました。ウェブサイトの説明には「床、壁から家具など細部まで絵の具(ペンキ)で描かれます。3次元であるはずの部屋が、2次元のような絵画仕立てで構成され、その中にいる人が絵の世界に迷い込んだような 錯覚に陥る空間づくりを行います」とありますが、まさにその通りで摩訶不思議な感覚に陥りました。
なお、今回の2泊3日の道後温泉滞在のうち、初日はこの道後プリンスホテルに宿泊しました。道後プリンスホテルにはもう一つ特別仕様のお部屋として「みきゃんルーム」があり、こちらも見学しましたが、これについては今回の道後温泉シリーズの最終回の記事で取り上げようかと。
ホテルギャラリー 花ゆづき
お次はホテル花ゆづきの3階にあるブライダルコーナーへ。ここでは、蜷川実花さんディレクションブランド「M / mika ninagawa」のウエディングドレスが展示されています。
ホテルギャラリー 茶玻瑠「flowers」
次に向かったのは、茶玻瑠3階にあるレストラン「La Cuisine Japonaise 玻璃」。レストラン内の柱と2つの個室の壁面に作品が展開されています。午後のアフターヌーンティータイムの時間帯に訪れました。
「PLANT A TREE」@大和屋本店
最後に向かったのは、大和屋本店にある「PLANT A TREE」ルーム。東京・目黒川の桜を撮影したシリーズ「PLANT A TREE」を格式高い和室に展開したもので、屏風、襖、障子から座布団に至るまで特別なしつらえがなされています。道後プリンスホテルの「TSUBAKI」ルームと同様に、こちらも宿泊可能な部屋で、昼間の時間帯は一般にも公開されています(有料)。
また、ロビーには、蜷川実花作品によるオリジナル・ランプシェードが飾られています。
ちなみに、今回の2泊3日の旅行の2日目はここ大和屋本店に宿泊しました。一昨年に初めて道後温泉を訪れた時(→関連記事)に宿泊も大和屋本店でしたので、再訪です。道後温泉の宿泊施設には、エコノミータイプのものからいわゆる老舗の高級旅館まで幅広くありますが、宿泊代金と設備・サービスのバランス、道後温泉本館へのアクセスの容易さ(→恐らく道後温泉本館まで2番目に近い宿泊施設かと)等を総合的に勘案してオススメできる宿泊施設です。「道後温泉に行こうと計画してるけど、宿泊施設をどこにするか迷う」という場合には、とりあえずここを選んでおけばまあ間違いはないかなと。
最後はおまけで、道後温泉本館に行く時のために貸し出してくれる湯かごをみきゃんも交えて。
【まとめ】
という訳で、「蜷川実花×道後温泉 道後アート2015」アート作品巡りの記事でした。蜷川実花さんに関しては、ポップでビビッドな色使いが印象的で、今回道後温泉を2年振りに再訪した大きな要因がこのアートイベントを見てみたいというものでしたが、改めて「蜷川ワールド」全開だなあと思いました。どの作品とっても「蜷川さんがデザインしたもの」というのがぱっと見でわかります。2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会理事にも就任されているそうですが、個人的には蜷川さんデザインのロゴやエンブレムも見てみたい気が。
なお、これは最近知りましたが、AKB48の代表曲『ヘビーローテーション』のミュージックビデオの監督も蜷川さんがされていたそうで。こちらも改めて見ると、やはり蜷川さんらしさが随所に窺えます。
「蜷川実花×道後温泉 道後アート2015」は今年2月末までのイベントなので、もしチャンスがあれば行かれてはと。なお、このイベントでは、ほかにもラッピング電車、道後ハイカラ通りの正面入口の提灯ゲート、「椿の湯」のエントランス暖簾などのアート作品もありますが、それらは次回以降の記事で触れていくことに。
さて、次の記事では温泉街の散策ということで、道後ハイカラ通りや道後グルメについて書いていきます。ではでは(続く)。
[関連リンク]
蜷川実花×道後温泉 道後アート2015
蜷川実花オフィシャルウェブサイト
道後プリンスホテル
ホテル花ゆづき
茶玻瑠
大和屋本店