【はじめに】
ゴールデンウィーク直前の4月末に3泊4日で台湾を旅行してきました。今回訪れたのは首都の台北とその周辺地域です。この記事では1日目のチャイナエアラインのフライトと鼎泰豊の小籠包について書いていきます。
【訪れた場所(記事のシリーズ)】
* 1日目: 台北へのフライト&鼎泰豊の小籠包[今回の記事]
* 1日目: 台北当代芸術館・国立台湾博物館・国立歴史博物館
* 1日目: 中正紀念堂(ライトアップ)
* 2日目: 平渓線(菁桐)
* 2日目: 平渓線(十分)
* 2日目: 平渓線(猴硐)
* 2日目: 九份
* 3日目: 国立故宮博物院
* 3日目: 忠烈祠
* 3日目: 信義区
* 3日目: 台北101
* 4日目: 二二八和平公園・中正紀念堂・龍山寺・西門町
* 4日目: 華山1914創意文化園区&帰路へ
【旅行日】
2017年4月27日-30日
【本編】
前回までの飛騨高山・白川郷シリーズから約1ヶ月間が空きましたが、ブログ再開です。冒頭でも書いた通り、ゴールデンウィーク直前の4月末に台湾に行ってきました。台湾には過去に一度仕事で訪れたことがあるのですが、その時は観光する時間が皆無で「今度はじっくり観光で訪れたいな」と思いつつ月日だけ過ぎ、今回ようやく実現できました。
チャイナエアライン223便で台北へ
旅行に先立ち東京ー台北間のフライトを調べて驚いたのが、選択肢の豊富さ。日系キャリア(JAL、ANA)や台湾系キャリア(チャイナエアライン、エバー航空)に加えて、格安航空会社(LCC)も数多く就航しています(スクート、バニラエア、タイガーエア台湾、ジェットスター・ジャパン、ピーチ・アビエーション)。特に日系キャリア(JAL、ANA)と台湾系キャリア(チャイナエアライン、エバー航空)の場合、成田空港-台湾桃園国際空港と羽田空港-台北松山空港の二つの路線があり、旅行者のニーズに応じて選ぶことが可能となります。
そんな中今回行き帰り共に利用したのが、チャイナエアライン。台湾の大手航空会社ということで便数が多いのと、日系に比べて料金が安いのが魅力です(→ゴールデンウィーク直前での利用でしたが、往復で総額約4万円)。特に行きで利用した223便(CI 223)は、羽田空港7時10分発、台北松山空港10時着と各社の午前便の中で最も早く台北に到着するため、旅行初日からフルに動くには最適でした。
という訳で、羽田空港国際線ターミナルです。
チャイナエアラインのチェックイン・カウンター。
チャイナエアラインでは出発の24時間前からWEBでのオンラインチェックイン(eチェックイン)ができます。預け荷物がある場合にはどのみチェックイン・カウンターに寄る必要があるのですが、「BAG DROP」と書かれた専用のカウンターでの手続となり、通常のカウンターに比べて並んでいる人も少ないので、オンラインチェックインはやっておいた方がいいのかなあと思います。
出発まで少し時間があるので、空港内をブラブラと。出発ロビーの1つ上の階にある、江戸小路。子供の日が近いこともあり、天井には鯉のぼりがありました。
出発ロビーに戻り、一番右端のAカウンターにはシンガポール航空のチェックイン・カウンターが。
昨年8月にはここからシンガポールに飛び立ったなあとしみじみ。
やはり快適!シンガポール航空のビジネスクラスで3年半振りにシンガポールへ
そろそろ出発ゲートへ。
羽田発着便は規模の大きい台湾桃園国際空港ではなく、台北松山空港行きとなります。
機内へ。
大手航空会社の中では一番早い時間帯の便なので、そこまで混まないだろうと予想していましたが、ゴールデンウィーク直前のためか思いのほか乗客が多く、ほぼ満席に近い状態でした。
機内食。
台北到着
ほぼ定刻通りに台北松山空港に到着。
入国審査へ。
台湾については、一般的な紙の入国カードもありますが、事前にオンラインで申請しておくことも可能です(参照)。自分もオンラインで申請しましたが、その場合入国審査ではパスポートを提示するだけで済むので、効率的と思いました。
税関を通過してすぐに両替所がありました。
旅行前にネットで情報収集する過程で「両替は日本ではなく、台湾に着いてからするべし」という意見を多く目にしましたが、これはまさにその通りです。自分が旅行した日でいえば、成田空港では「1NT$=4.1円」のレートに対して、台北松山空港では「1NT$=3.8円」でした。なお、写真を見ておわかりの通り、両替所が二軒並んでいますが、レートに差はなく、自分の場合向かって左側の兆豐國際商業銀行(Mega International Commercial Bank)の女性行員と目が合った瞬間に笑顔で手招きされ、ホイホイとそちらの銀行を選びました(←単純w)。
到着ロビーの様子。中国語に溢れて、台湾に来たと実感。
以前の東京における成田空港と羽田空港の関係のように、台北では長らく「桃園空港は国際線、松山空港は国内線」という棲み分けでしたが、近年は松山空港にも国際線が就航しています。そうした経緯もあり、規模でいえば桃園空港が大きいですが、松山空港の場合台北市内に位置するため、台北中心部へのアクセスが容易であるというメリットがあります。
MRTで台北市中心部へ出る方法もありますが、荷物がそれなりにあるのとまだ土地勘がないため、ここはタクシーで移動することに。
タクシーの車内は広告だらけです。
途中の風景。
今回の台北旅行で宿泊するシーザーパーク台北(台北凱撒大飯店)に到着。松山空港から20分弱タクシーに乗って、料金は900円ほどでした(安い!)。
ちなみにシーザーパーク台北(台北凱撒大飯店)を選んだ最大の理由は、ホテルの目の前が台北駅という立地の良さ。
リピーターであれば宿泊は他のエリアでもいいと思いますが、自分のような台北ビギナーにとっては、MRT(地下鉄)・台湾鉄道(国鉄)・台湾高速鉄道(新幹線)が乗り入れる台北駅は台北観光の起点としてうってつけと思いました。
荷物を一部ホテルに預けて、行動開始です。まずはMRTの窓口でEasy Card(悠遊卡)を購入。
Easy Card(悠遊卡)は日本でいうSuicaやPASMOなどに相当するもので、MRT以外にもバスやコンビニで使用でき、旅行中大変便利でした。
台北駅から赤い淡水信義線に乗り込みます。
MRTの車内。
鼎泰豊 南西店で小籠包ランチ
台北駅から1駅先の中山駅で降りて、新光三越・南西店にやって来ました。
新光三越は台湾の大手百貨店で、名前からも想像できる通り、日本の三越(三越伊勢丹ホールディングス)も4割ほど出資しています。
新光三越・南西店を訪れたのは、地下2階にある鼎泰豊・南西店でお昼を食べるため。
鼎泰豊(ディンタイフォン)は小籠包が看板料理の点心料理のレストラン。1993年にはニューヨークタイムズ紙で「世界の人気レストラン10店」に選ばれ、一躍知名度が上がりました。日本にも展開しているので、お馴染みの方も多いかと。
小籠包は厳密には上海料理ですが、台湾のガイドブックには「必食グルメ」として紹介され、台北の小籠包のレストランとしていの一番に挙がるのが鼎泰豊でしたので、台北旅行の記念すべき一食目として鼎泰豊を訪れました。
店内の様子。
前菜として鶏肉の紹興酒漬けを(→とても美味しかったのですが、値段確認せずに注文して、後から結構高いことに気付きましたw)。
小籠包はノーマルの豚肉の小籠包を。通常は10個入りですが、5個入りのハーフサイズでの注文も可能であるため、ハーフサイズに。
日本語で書かれた小籠包の食べ方の説明書きもあります。
小籠包は期待通りの美味しさでした。
このほか、えびと豚肉入りワンタン麺を注文。
食事後はお店の前にある鼎泰豊 のマスコットキャラクター(?)を撮影。
またお店の外からこうして小籠包を作る様子も見ることができました。
【まとめ】
という訳で、3泊4日の台北旅行のうち1日目のチャイナエアラインのフライトと鼎泰豊の記事でした。
まずチャイナエアラインのフライトについては、エコノミークラスなので機内設備やサービス、食事等にそう大きな感動はないですが、CAの皆さんはそつなく動いており、特段悪い印象もありませんでした。この時期往復で約4万円という値段は、無料の受託手荷物や座席指定を加味すれば格安航空会社(LCC)と比較してもそう大きな違いはなく、コストパフォーマンスは中々だったかと思います。
鼎泰豊については、小籠包をはじめとする料理もさることながら、接客が素晴らしいと思いました。過去には新宿やシンガポールの鼎泰豊で食事したことがありますが、接客については本場台湾のお店が一歩上をいっている感じです。せっかく台北に来たので、本当は東門駅近くの信義路(永康街)にある本店に行ってみたい気もしましたが、昼食後に回る場所との兼ね合いで台北に6店舗あるうち今回は南西店に行きました。木曜の11時30分頃の到着で待ち時間はほとんどなく入ることができたので、穴場かもしれません(退店した12時頃には行列ができていましたが)。
さて次の記事では、台北駅周辺の美術館・博物館として、台北当代芸術館・国立台湾博物館・国立歴史博物館について書いていきます。
[地図]
[関連リンク]
台北観光サイト(日本語)
台湾観光協会(日本語)
チャイナエアライン(日本語)
台北松山空港(日本語)
シーザーパーク台北(台北凱撒大飯店)(日本語)
鼎泰豊(日本語)