【はじめに】
kosuです。4月下旬に2泊3日で愛媛県松山に行ってきました。かれこれ6回目の愛媛松山で、カメラ及びレンズ買換後初の旅行として、安定して楽しめました。この記事では1日目の伊予鉄道高浜線沿線の三津浜・梅津寺・高浜について書いていきます。
【訪れた場所(記事のシリーズ)】
* 1日目: 松山空港
* 1日目: 三津浜・梅津寺・高浜[今回の記事]
* 1日目: エミフルMASAKI
* 1日目: 松山市駅・大街道(ライトアップ)
* 2日目: 愛媛県庁(特命副知事室・みきゃんセンター)
* 2日目: 道後温泉本館等
* 2日目: 道後温泉本館等(ライトアップ)
* 3日目: 飛鳥乃湯泉・みきゃんルーム
* 3日目: 道後オンセナート2018
* 3日目: 道後温泉商店街
* 3日目: 道後温泉商店街・松山空港(みきゃんスナップ)
【旅行日】
2018年4月22日-24日
【本編】
伊予鉄道郊外電車 高浜線
これまでの愛媛松山旅行では、松山城や道後温泉など松山市中心部を回ることが多かったのですが、今回は今まで訪れたことのない地域にも足を延ばしてみます。具体的には、松山市駅から伊予鉄道郊外電車の高浜線に乗り、三津・梅津寺・高浜の三つの駅で乗り降りしていきます。
前回の記事でも触れましたが、伊予鉄道郊外電車で自由に乗り降りするには、「ALL IYOTETSU 1-3Day Pass」というフリー乗車券が便利ですよ〜。
三津浜
まずは松山市駅から15分ほどで着く三津駅で降りてみました。
現在の駅舎は2009年竣工と比較的新しいですが、三津駅自体の歴史は古く、1888年の伊予鉄道開業時の最初の路線は松山市駅と三津駅を結んだものでした。また、夏目漱石の小説『坊っちゃん』の主人公が「坊っちゃん列車」に乗ったのもこの駅とされています。
三津駅のある三津浜は昔から漁業と商業で栄えた港町で、駅を降りてすぐにこんな風景が広がります。
三津浜といえば「三津浜焼き」が有名で、少し早めのお昼にこちらの「日の出」に入りました。
三津浜焼きはお好み焼きの一種で、小麦粉をクレープ状に伸ばし、魚粉を振りかけた生地に、キャベツやちくわ、肉、魚、卵、そばなどの具材を挟みます。
目の前で焼いてくれるので、待ている間も退屈しません。
三津浜焼きでは麺が入るものを「台付き」と呼ぶそうで、「そば台付 肉玉油」を注文。
三津浜地区には20軒程度の三津浜焼き専門店があり、その中でも今回お邪魔した「日の出」が一番有名かと思います。ガイドブック等には午前11時開店とあるところ10時40分頃にお店の前を通ったら既に開店しており、運良く並ばずに入ることができました。ただ、11時以降は予約でいっぱいでしたので、確実を期すのであれば事前に予約しておいた方がいいかもしれません。
「日の出」での昼食後は、三津浜地区をブラブラします。
江戸時代から昭和にかけて松山の海の玄関口として栄えた地域ということで、当時の古い町並みが残されています。
再び海の見える場所として三津浜港周辺です。
三津浜港内には約500年の歴史を誇る渡し船「三津の渡し」があります。
合図を送って向こう岸からこちらに来てもらいます。
乗ってみましょう。
航路は松山市が管理する市道になっており、嬉しいことに無料です。
「三津の渡し」で向こう岸に到着後、数分歩くと三津駅の一つ隣りの港山駅に着き、次の目的地へと向かいます。
梅津寺
港山駅から一つ隣の梅津寺駅に着きました。
ここ梅津寺駅は『東京ラブストーリー』のロケ地でもあります。
写真の中の記述にもある通り、『東京ラブストーリー』は1991年にフジテレビ系列で放送されたテレビドラマで(→記事を書くに際してWikipediaで調べて知りましたが、織田裕二演じるカンチこと永尾完治は愛媛出身という設定)、当時の社会現象にもなったくらい大ヒットしましたよね〜。リアルタイムで知る世代ですが、あれから25年以上経過しているとは自分が歳を重ねたことを感じずにはいられません(遠い目w)。なお、日本人のみならず若いアジア系(中国系)の観光客も何組か見受けられたので、このドラマの浸透度合いはかなりのものかと。
追記(2018.08.20)10月開始のフジテレビ系『SUITS/スーツ』で鈴木保奈美と織田裕二が『東京ラブストーリー』以来27年ぶりに共演を果たすそうですね。「『SUITS/スーツ』での共演が話題になる→『東京ラブストーリー』も再び話題になる→ロケ地の梅津寺駅もファンの間で脚光を浴びる」なんて展開になるかも!?
駅のホームからは瀬戸内海を眺めることができます。
いったん改札の外に出てみます。
人を交えたスナップがとても絵になる場所ですね。
松山市駅方面の電車が到着したところ。
何の変哲もない風景ですが、すごくいいですね。
電車は15分間隔で運行していて、当初は次の電車で移動するつもりでしたが、あまりに素敵な風景でしたので、何本か電車をやり過ごして写真を撮り続けました。
以下、梅津寺駅でのスナップです。
そろそろ次の目的地へ。
高浜
伊予鉄道郊外電車高浜線の終点、高浜駅に着きました。
高浜駅の開業は1892年と古く、現在の駅舎も昭和初期に建てられたものでレトロな感じです。
実はこの高浜駅、2013年公開の映画『真夏の方程式』で出てきた玻璃ヶ浦駅のロケ地でした。
『真夏の方程式』は東野圭吾のガリレオシリーズの一作で、福山雅治主演でドラマや映画になっているのでご存知の方も多いのではないでしょうか。『真夏の方程式』の主なロケ地は静岡県伊豆だったそうですが、作品のイメージに合う駅が周辺になく、映画の製作スタッフが日本全国で探しまわった結果、最終的にこの高浜駅がロケ地として選ばれたそうです。実に面白い(→湯川教授かw)。
駅の外に出てみます。
道路を渡ってすぐのところに高浜港があります。
周囲には松山観光港という大規模な港もありますが、こちら高浜港にも近隣の島を結ぶ旅客船が運航しています。
地元密着の港という感じですね。
旅客船をお見送り。
その他スナップ。
そろそろ駅へ戻ります。
折り返しの電車がやって来ました。
この後いったん松山市駅へ戻り、郡中線に乗り換えて、次の目的地へと向かいます。
【まとめ】
という訳で、2泊3日の愛媛松山旅行のうち1日目の伊予鉄道高浜線沿線の三津浜・梅津寺・高浜の記事でした。
今回初めて伊予鉄道郊外電車高浜線の三津・梅津寺・高浜の3つの駅を回りましたが、海沿いを走る沿線ですのでどこも景色がいいですね。愛媛県で海の見える駅と言えば、JRの「青春18きっぷ」のポスターにも採用されたJR予讃線の下灘駅が鉄道ファンのみならず有名かと思います。
”予讃線「下灘駅」〜青春18きっぷのポスターで有名なローカル駅”
一方今回回った三津浜・梅津寺・高浜ははかろうじて三津浜地区がガイドブックに載るくらいで、一般的に観光客が訪れることは少ないかもしれません。しかしながら、こちらも映画やドラマのロケ地になくるらい写真映えという点では負けず劣らずと思いますので、興味ある方は行ってみてはいかがでしょうか。
次の記事では、1日目のエミフルMASAKIについて書いていきます。以上、kosuでした。
[地図]
1 三津駅
2 日の出
3 三津の渡し
4 梅津寺駅
5 高浜駅
[関連リンク]
松山市公式観光WEBサイト
伊予鉄道
三津浜焼き推進プロジェクト
日の出(食べログ)
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