長崎旅行記:出島和蘭商館跡・日本二十六聖人記念館編

長崎 出島 日本二十六聖人殉教地 アイキャッチ画像

【はじめに】

kosuです。2泊3日で長崎に行ってきました。一番の目的は、長崎ランタンフェスティバルを見ること。この記事では3日目その1として、出島和蘭商館跡・日本二十六聖人記念館について書いていきます。鎖国時代の歴史的経緯を改めて認識しました。

【訪れた場所(記事のシリーズ)】
1日目 (1) ハウステンボス:フラワーロード〜アムステルダムシティ
1日目 (2) ハウステンボス:タワーシティ〜ハーバータウン
1日目 (3) ハウステンボス:夜のライトアップ
2日目 (1) 平和公園・浦上天主堂・長崎原爆資料館
2日目 (2) 大浦天主堂・グラバー園・長崎孔子廟・オランダ坂・眼鏡橋
2日目 (3) 長崎ランタンフェスティバル:長崎新地中華街・長崎孔子廟
★3日目 (1) 出島和蘭商館跡・日本二十六聖人記念館[今回の記事]
3日目 (2) 長崎ランタンフェスティバル:中央公園
3日目 (3) 長崎ランタンフェスティバル:思案橋・唐人屋敷跡

【旅行日】
2016年2月11日-13日

【本編】

長崎旅行最終日3日目です。午後から長崎ランタンフェスティバルのメインイベントの一つである皇帝パレードを見学する予定でしたので、午前中はプラプラと長崎市内を2ヶ所ほど散策。

出島(出島和蘭商館跡)

まず訪れたのは、歴史の教科書にも登場してお馴染み(?)もしくは名前くらいは知っているであろう出島。出島は、鎖国政策の一環で江戸時代初期の1634年に完成し、最初は数年間はポルトガルとの交易で、その後約200年あまりはオランダとの交易の拠点となっていました。

現在は国指定史跡の「出島和蘭商館跡」として、当時の建物やオランダ商館員の暮らしぶりが再現されています。長崎 出島和蘭商館跡

場内には全部で10棟の建物があり、こちらは拝礼筆者蘭人部屋(蘭学館)。""

「のぞき眼鏡」と呼ばれるカラクリ仕掛けの眼鏡があったり、""

歴史の授業でも習った『解体新書』(杉田玄白著)や、長崎 出島和蘭商館跡 解体新書

同じく杉田玄白が書いた『蘭学事始』がありました(もちろん複製ですが)。長崎 出島和蘭商館跡 蘭学事始

出島和蘭商館跡でメインとなるのが、こちらの「カピタン部屋」。長崎 出島和蘭商館跡 カピタン部屋1

カピタンとはオランダ商館長の意味で、商館長や商館員の暮らしぶりが再現されています。長崎 出島和蘭商館跡 カピタン部屋2

長崎 出島和蘭商館跡 カピタン部屋3

こんなミニチュアも。""

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一方、こちらは一番船船頭部屋という建物で、結構和風な感じ。長崎 出島和蘭商館跡 一番船船頭部屋

乙名(おとな)部屋には盆栽なんかも。長崎 出島和蘭商館跡 乙名部屋

二番蔵は別名貿易館とも呼ばれており、江戸時代の鎖国当時の交易の様子がわかるミニチュアが展示されていました。長崎 出島和蘭商館跡 二番蔵は 貿易館1

長崎 出島和蘭商館跡 二番蔵は 貿易館2

長崎 出島和蘭商館跡 二番蔵は 貿易館3

長崎 出島和蘭商館跡 二番蔵は 貿易館4

長崎 出島和蘭商館跡 二番蔵は 貿易館5

最後は当時の衣装をまとったスタッフの後ろ姿を。長崎 出島和蘭商館跡2

日本二十六聖人記念館

出島を後にしてやってきたのは、長崎駅から歩いて5分少々のところにある日本二十六聖人記念館。1597年豊臣秀吉のキリスト教禁止令により捕られた宣教師及びカトリック信者26名が殉教した場所に、1962年記念館が建てられました。

殉教した26名の信者の等身大の記念碑。長崎 日本二十六聖人記念碑

記念館の中に入ってみます。""

記念館には、殉教の出来事やキリスト教全般に関連する各種展示があります。""

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1549年日本に初めてキリスト教を伝えたフランシスコ・ザビエル。長崎 日本二十六聖人記念館 フランシスコ・ザビエル1

中浦ジュリアン。長崎 日本二十六聖人記念館 中浦ジュリアン

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若き日のフランシスコ・ザビエル。長崎 日本二十六聖人記念館 フランシスコ・ザビエル2

長崎 日本二十六聖人記念館 フランシスコ・ザビエル3

再び外へ。長崎 日本二十六聖人記念碑 日本二十六聖人記念堂 聖フィリッポ教会

また、記念館の隣には、「日本二十六聖人記念堂 聖フィリッポ教会」(西坂教会)が併設されています。長崎 日本二十六聖人記念堂 聖フィリッポ教会1

教会の中の様子。偶然にも中に外国人カップルがいて、映画のような光景でした。長崎 日本二十六聖人記念堂 聖フィリッポ教会2

この聖フィリッポ教会ですが、今井兼次氏の設計によるものです。この方はスペインの有名建築家アントニ・ガウディの研究をしていて、ガウディ作品を日本に最初に紹介したそうです。そう言われれば、どことなくサクラダ・ファミリアに似ているような。こうした話を教会にフラッと訪れた時に、教会の関係者の方が話をしてくれました。ちなみに、長崎市内の有名な教会群としては、旅行2日目に訪れた浦上天主堂(→関連記事)や大浦天主堂(→関連記事)がありますが、いずれも教会内部の写真撮影が禁止されている中で、聖フィリッポ教会では快く許可頂くことができました。

【まとめ】

という訳で、2泊3日長崎旅行3日目その1として、出島和蘭商館跡・日本二十六聖人記念館の記事でした。これらの二つの場所は戦国時代末期及び江戸時代の鎖国政策と密接にリンクしていて、さらにはキリスト教禁止令も関係するので、改めて長崎は色んな歴史が詰まった場所だなあと思いました。日本二十六聖人記念館はガイドブック等はあまり大きく取り上げられていませんが、併設する聖フィリッポ教会(西坂教会)と共に行かれることをオススメします。

さて、次の記事では最終日3日目午後として、行く前から大変楽しみにしていた長崎ランタンフェスティバルの皇帝パレードです。が、まさかの展開になりました(→次回もよろしく)。以上、kosuでした。

[関連リンク]
長崎観光/旅行ポータルサイト ながさき旅ネット
長崎市公式観光サイト「 あっ!とながさき」
出島
日本二十六聖人記念館


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