【はじめに】
kosuです。以前大学院への留学で1年半で住んだことのあるシンガポールへ3年半振りに訪れました。その同窓会(Reunion)がシンガポールで行われたことがきっかけです。写真をそれなりに撮るようになってからは初めてなので、今回改めてじっくり7泊8日かけてシンガポールを回りました。この記事では、6日目のシンガポールの美術館・博物館巡りについて書いていきます。
【訪れた場所(記事のシリーズ)】
*1日目(1)シンガポール航空にてシンガポールへ
*1日目(2)マーライオン・パーク
*1日目(3)マーライオン・パーク(夜景)
*2日目(1)ナショナル・ギャラリー・シンガポール、ラッフルズ・ホテル
*2日目(2)アートサイエンス・ミュージアム、シンガポール・フライヤー
*2日目(3)マリーナ・ベイ・サンズ
*2日目(4)マリーナ・ベイ・サンズ(夜景)
*3日目(1)シンガポール植物園(ボタニック・ガーデン)
*3日目(2)オーチャード・ロード
*3日目(3)ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ
*3日目(4)ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ(夜景)
*4日目(1)リトル・インディア
*4日目(2)チャイナタウン
*4日目(3)アラブ・ストリート
*5日目(1)シンガポール動物園
*5日目(2)リバーサファリ
*5日目(3)クラーク・キー(夜景)
*6日目(1)シンガポール国立博物館・プラナカン博物館など[今回の記事]
*6日目(2)フラトン・ホテル・シンガポール(夜景)
*7日目(1)セントーサ島:シー・アクアリウムなど
*7日目(2)セントーサ島:マーライオン、シロソ・ビーチなど
*7日目(3)オーチャード・ロード(夜景)
*8日目(1)シンガポール航空にて帰国
【旅行日】
2016年8月23日-30日
【本編】
シンガポール6日目です。6日目の午前と午後は、シンガポールの美術館・博物館巡りをしました。合計4箇所の美術館を回りましたが、記事の構成の関係で1本の記事でまとめて書いていくため、普段より分量が多くなりますが、その点はご容赦を。
朝のスナップ
まずは朝のスナップを。朝食は、ホテル近くのTOAST BOXへ。
シンガポールの朝ご飯の定番、カヤトーストのセットを注文しました。
朝食後、シティ・ホール周辺へ。シンガポールの美術館・博物館はそのほとんどが10時からオープンとやや遅いので、周りの写真を撮って時間を潰すことに。
ラッフルズ卿上陸地点。
2日目に訪れたナショナル・ギャラリー・シンガポール。
シンガポール川とリバー・クルーズの船。
アジア文明博物館
この日のシンガポールの美術館・博物館巡りで最初に訪れたのは、アジア文明博物館。
アジア文明博物館(Asian Civilisations Museum)は、中国・東南アジア・インドなどアジア全域の文化・文明に関する展示を行うミュージアム。1997年にオープンし、2003年に今の場所に移転してきました。ちなみに、アジア文明博物館の初代館長は、現シンガポール首相のリー・シェンロンだそうです。
“Tang Shipwreck”(唐王朝時代の難破船)という展示。
“Trade”(貿易・交易)のギャラリー。
“Southeast Asia”(東南アジア)のエリア。
キリスト教関連の展示。
こんなアートなオブジェも。
“South Asia and the Islamic World”(南アジア及びイスラムの世界)より。
最後は、”Chinese Ceramics”(中国の陶磁器)のギャラリーから。
昼のスナップ
アジア文明博物館を後にして、再びシティ・ホール周辺をブラブラと。
ヴィクトリア・シアター&コンサート・ホール。
ここにもラッフルズ卿の像が。
MRTシティ・ホール駅直結のショッピングモール、ラッフルズ・シティ。
ラッフルズ・シティのフードコートでお昼に。ローカルフードのラクサを注文。
2日目にも訪れていますが、ラッフルズ・ホテル。
前回名物のターバン姿のドアマンの写真を撮り忘れていたので、再訪しました。
近くではダック・ツアーズの車両(→水陸両用車です)も見かけました。
Singapore Management University(シンガポール経営大学)、通称SMU。ちょうど卒業シーズンなのか、卒業式用のガウンを着て写真を撮っているグループに遭遇しました。
プラナカン博物館
プラナカン博物館にやってきました。
プラナカンとは元々は混血の人々(子孫)を意味する言葉ですが、特にシンガポールでは、マレー半島にやってきた中国人と現地のマレー系の人々が結婚して生まれた子孫を指します。中国とマレーの文化が混ざり合った独自の文化として「プラナカン文化」が生まれ、そうしたプラナカンの生活・文化を紹介する博物館が、プラナカン博物館(Peranakan Museum)です。
博物館の建物入ってすぐの”Origin”(起源)というギャラリー。プラナカンの人々のパネル写真に圧倒されます。
こうしたビーズ刺繍は、プラナカン文化の特徴の一つです。
民族衣装のサロン・ケバヤ。
陶器。
淡いパステルカラーもプラナカン文化の特徴かと。
シンガポール国立博物館
プラナカン博物館の次は、シンガポール国立博物館へ。
シンガポール国立博物館(National Museum of Singapore)は、1887年オープンのシンガポール最古のミュージアムです。
主に、シンガポールの歴史や文化に関する展示を行っています。
ラッフルズ卿。
ここら辺は、第二次世界大戦に関するエリア。
ご存知の方も多いかと思いますが、1942年から1945年までの約3年間は、それまで植民地としていたイギリスに代わり、日本がシンガポールを占領していました。
第二次世界大戦後のシンガポールは、イギリス植民地支配の再開、マレーシア連邦への加盟、シンガポールとしての分離独立(実質はマレーシア連邦からの追放)と波乱の歴史を辿ります。シンガポール国立博物館には、1965年8月9日に行われたシンガポール初代首相リー・クアンユー(現首相リー・シェンロンの父親)の独立宣言の映像も残されていて、これは足を止めて見る価値があるかと。
ギャラリー後半は、シンガポールが目覚ましい勢いで発展していく様子が描かれています。
なお、シンガポール初代首相リー・クアンユーは2015年3月23日に満91才で亡くなられ、それに関する映像・展示もありました。
シンガポール美術館
シンガポールの美術館・博物館巡り最後は、シンガポール美術館。
シンガポール美術館(Singapore Art Museum)は、世界中の現代アート、特にシンガポール・東南アジアにフォーカスしたミュージアム。19世紀に建てられたミッション・スクールを改築し、1996年にオープンしました。
シンガポール美術館は定期的に展示会(企画展)を行っているのですが、ちょうど訪れた時には入れ替えのタイミングで、展示物に限りがあるということで、入場無料でした。以下、その時のスナップです。
【まとめ】
という訳で、3年半振りのシンガポール再訪で、6日目のシンガポールの美術館・博物館巡りでした。恐らく多くの方にとって、シンガポールとアートはあまり結びつかないかもしれませんが、意外にも(?)シンガポールには多種多様な美術館・博物館が揃っています。こうした多彩なアートは、多民族国家であるシンガポールの多様な文化から生まれたのではないでしょうか。2日目に回ったナショナル・ギャラリー・シンガポール(関連記事)を含めて、今回回った美術館・博物館は、MRTのシティ・ホール駅からドービー・ゴート駅にかけて近接した位置にあります(下記の地図には、ナショナル・ギャラリー・シンガポールと今回の記事で回った4箇所の美術館・博物館の場所・ルートを示しています)。なので、もしシンガポールを旅行する機会があり、アート好きであれば、1日かけてシンガポールの美術館・博物館巡りするのもいいかなと思います。
さて、次の記事では、6日目の夕方から夜にかけて訪れたフラトン・ホテル・シンガポール及び周辺の夜景について書いていきます。以上、kosuでした。
[地図]
[関連リンク]
シンガポール政府観光局公式ウェブサイト – YourSingapore.com
TOAST BOX
Asian Civilisation Museum
Peranakan Museum
National Museum of Singapore
Singapore Art Museum