【はじめに】
青森県の弘前市と青森市に行ってきました。何ヶ所か回ったうちの弘前の「洋」の観光地の記事です。弘前は明治維新以降、数多くの外国人教師を招いたという歴史的経緯もあり、街にはレトロでハイカラな洋館建築の建物も存在しています。そこで、そうした洋館巡りをしてみました。また、「奇跡のリンゴ」を使った「レストラン山崎」 では大変美味しいフランス料理を頂きました。
【回った場所(記事のシリーズ)】
☆弘前公園(昼間の桜)
☆弘前公園(夜桜)
☆弘前の「和」の観光地(津軽藩ねぷた村・最勝院五重塔など)
★弘前の「洋」の観光地(旧弘前市立図書館・旧東奥義塾外人教師館など)
☆青森市ベイエリア(青函連絡船八甲田丸・ねぶたの家 ワ・ラッセなど)
☆青森市その他のエリア(三内丸山遺跡・善知鳥神社など)
【旅行日】
2015年4月28日〜30日
【本編】
スターバックス弘前公園前店(旧第八師団長官舎)
弘前市役所の敷地内にある旧第八師団長官舎。この建物が国が登録した有形文化財や弘前市が指定した「趣のある建物」であることはガイドブックを読んでチラッと知っていましたが、実は弘前を訪問する1週間前の4月22日からスタバの店舗としてオープンしていたことは現地で初めて知りました。偶然お店の前を通っただけなのでとりあえず外観だけ写真を1枚撮りましたが、スタバとしても文化財内の店舗は神戸市の「神戸北野異人館店」に続き2件目ということや、こちらやこちらの記事にある内装とかを見ていると、中に入っておくべきだったなと後悔しています(苦笑)。
旧弘前市立図書館
明治39年(1906年)に建設され、昭和6年(1931年)まで弘前市の図書館として利用されていたそうです。ルネサンス様式を基調とした3階建ての建物で、左右にある八角形のドーム型の塔が特徴になっています。現在は青森県重宝として、閲覧室・事務室等が復元されて一般公開されています。
旧東奥義塾外人教師館
青森県内初の私学校として創立された東奥義塾。そこに英語教師として招かれた外国人の住居として明治33年(1900年)に建てられた建物です。館内には家具やベッドなど当時の生活の様子を再現しており、また東奥義塾の歴史や歴代の外国人教師の写真など各種資料が取りそろえられていました。
青森銀行記念館
旧第五十九銀行本店本館として明治37年(1904年)に建設。ルネサンス風のシンメトリーな外観の一方で、内装は青森県産のケヤキを柱に使用したり、天井には金唐革紙(きんからかわし)という当時の日本の伝統工芸技術を用いるなど和洋折衷な特徴を持つ建物です。
カトリック弘前教会
明治43年(1910年)に施工されたロマネスク様式の教会。住宅街の中にあり、幼稚園も併設しています。オランダのアムステルダムにある聖トマス教会から譲り受けたという祭壇や、美しいステンドグラスが印象的でした。
なお、カトリック弘前教会の近くには「日本キリスト教団弘前教会」もあり、ガイドブックによるとフランスのパリにあるノートルダム大聖堂をモデルにした建物とあり楽しみにしていましたが、行った時には工事中で外観がすっぽり覆われていて見ることができませんでしたorz。
レストラン山崎
最後、洋館ではないですが、「洋」つながりで大変印象だったフレンチレストラン「レストラン山崎」についても。明治維新後早くから西欧文化を取り入れいてきた弘前にはフレンチレストランがたくさんあり、その中でも有名なお店の一つが「レストラン山崎」。無農薬・無肥料のりんごの栽培に成功し、『奇跡のリンゴ』で有名になった木村秋則氏のりんごを使い続けていると知り、興味が沸きランチで行ってみました。実際どのお料理も美味しく、またお店の接客も素晴らしいものでした。特に「木村秋則さんの自然農法栽培りんごの冷製スープ」は、「これを知らないまま死んだら人生損した気分だったなあ」と思うくらいの衝撃的でした。「リンゴ」つながりで言えば、Apple社が重視する”UX (User Experience)”と思ったり!?
【まとめ】
という訳で、弘前の「洋」の観光地として洋館巡りとフレンチレストランの「レストラン山崎」についてでした。今回初めて弘前を訪れましたが、和と洋の文化が折り重なった面白い街ですね。弘前公園の桜については少々残念でしたが、トータルとしては面白かったです。
この後は弘前を後にして、青森市の方を見て回りましたが、そちらについては次回以降2回に分けて書く記事で。
[参考]
旧第八師団長官舎(弘前観光コンベンション協会)
旧弘前市立図書館(弘前観光コンベンション協会)
旧東奥義塾外人教師館(弘前観光コンベンション協会)
カトリック弘前教会(弘前観光コンベンション協会)
レストラン山崎