【はじめに】
kosuです。12月中旬にマカオへ行ってきました。前半はマカオ半島の世界遺産を、後半はコタイ地区のメガリゾートを回りました。この記事では、2日目の世界遺産セナド広場や福隆新街・關前街・大關斜巷などについて書いていきます。
【訪れた場所(記事のシリーズ)】
* 1日目: 港珠澳大橋経由でマカオへ
* 1日目: リスボア周辺(ライトアップ)
* 2日目: ペンニャ教会など
* 2日目: セナド広場など[今回の記事]
* 2日目: 聖ポール天主堂跡、モンテの砦、ラザロ地区など
* 2日目: 聖ポール天主堂跡、セナド広場など(ライトアップ)
* 3日目: サンズ・コタイ・セントラル
* 3日目: ザ・ヴェネチアン・マカオ
* 3日目: ザ・パリジャン・マカオ(ライトアップ)
* 3日目: スタジオ・シティ・マカオ(ライトアップ)
* 4日目: シティー・オブ・ドリームス
* 4日目: MGMコタイ、ウィン・パレス
* 4日目: ギャラクシー・マカオ
* 4日目: ザ・ヴェネチアン・マカオなど(ライトアップ)
* 5日目: マカオタワー
* 5日目: 帰国へ
【旅行日】
2018年12月14日-18日
【本編】
前回に引き続き、世界遺産「マカオ歴史市街地区」を回っていきます。地図で示すと、ちょうど真ん中辺りのスポットになります。
セナド広場
前回の最後に訪れたロバート・ホー・トン図書館から少し北東方向に移動し、「セナド広場(Senado Square/議事亭前地/Largo do Senado)」前にやって来ました。
セナド広場は、マカオの目抜き通りである「亞美打利庇盧大馬路(Avenida de Almeida Ribeiro)」、通称「新馬路」に面した広場。20以上の建築や広場などから構成される世界遺産「マカオ歴史市街地区」の中でも、この後訪れる聖ポール天主堂跡と並んで最も有名なスポットといっても過言ではないと思います。
という訳で、セナド広場へ足を踏み入れます。
週末とはいえ、たくさんの観光客で溢れていますね。
ポルトガル統治時代の名残を色濃く残す美しい石畳や建物が印象的です。
日本同様12月はライトアップのシーズンのようで、飾り付けがなされていました。
ライトアップについては、夜に改めて。
大利來記の猪扒包(ポークチョップバーガー)
そろそろお昼にします。
セナド広場周辺をブラブラする中で、「大利來記(Tai Lei Loi Kei)」に入りました。
大利來記は、マカオを代表するB級グルメ「猪扒包(ポークチョップバーガー)」発祥のお店。創業の地である本店はタイパビレッジにあり、マカオ市内に支店がいくつかあるほか、シンガポールや上海にも展開しています。
店内の様子。
定番の猪扒包(ポークチョップバーガー)を注文しました。
仁慈堂・民政総署・三街会館(関帝廟)
大利來記での昼食後、世界遺産散策を再開します。
セナド広場周辺には他にも世界遺産に登録されているスポットがいくつかあり、セナド広場の一角に建つこちらの建物は「仁慈堂(Holy House of Mercy/仁慈堂大樓/Santa Casa da Misericórdia)」。
仁慈堂は、1569年にカルネイロ司教によって設立された慈善福祉団体の施設。現在は公証役場として使われており、博物館も併設しています。
セナド広場の向かいにあるのが、「民政総署(’Leal Senado’ Building/民政總署大樓/Edifício do Leal Senado)」。
民政総署は、マカオの地方自治局「民政総署」の本庁舎。ポルトガル統治時代は澳門市の市役所が置かれ、ポルトガル語で「Leal Senado(忠順なる議会)」と呼ばれていたそうです。セナド広場は、この「レアル・セナド」に由来します。
壁にはポルトガルの青いタイル、アズレージョが飾られていました。
民政総署から少し北西方向に進むと、「三街会館/関帝廟(Sam Kai Vui Kun/三街會館/Templede Sam Kai Vui Kun)」があります。
三街会館(関帝廟)は関帝(関羽)を祀る廟で、1792年に創建。西洋式のセナド広場に隣接して中国式寺院の三街会館(関帝廟)が存在する姿からは、マカオにおける二つの文化の共生を見ることができます。
中の様子。
三国志ファンの方は必見かと。
福隆新街
新馬路の西側にある「福隆新街(Rua da Felicidade)」にやって来ました。
福隆新街は飲食店やお土産屋さんが軒を連ねる長さ約200メートルほどの通りで、赤い格子窓を持つ長屋風の建物が並びます。
かつては遊郭があった歓楽街だったそうですが、現在はいわゆる「マカオのインスタ映え」スポットとして有名です。
そういう訳で、赤い格子窓の建物を背景に写真を撮る観光客がたくさんいました。
福隆新街自体は世界遺産には含まれていませんが、インスタ映えを狙いたければ訪れてはいかがでしょうか。
聖ドミンゴ教会・大堂
セナド広場に戻ってきました。ゆるキャラらしきもの(?)が、何かのイベントをPRしていました。
セナド広場を奥に進むと、「聖ドミンゴ教会(St. Dominic’s Church/玫瑰堂/Igreja de S. Domingos)」があります。
聖ドミンゴ教会は、1587年にメキシコから来たスペイン人修道士によって創建された教会。1822年には、ここで中国初のポルトガル語の新聞「A Abelha da China (「The China Bee」)」が発刊されたそうです。
聖ドミンゴ教会前の「聖ドミンゴ広場(St. Dominic’s Square/Largo de São Domingos)」も世界遺産に登録されています。
聖ドミンゴ広場から少し南東方向に移動して、「大堂広場(Cathedral Square)」へ。
ここには「大堂/カテドラル(Cathedral/大堂/Igreja da Sé)」があります。
大堂(カテドラル)は1622年に建てられた大聖堂で、マカオのカトリック教会の中心的役割を担っています。ポルトガル統治時代、新任のマカオ総督はここで祝福を受けることが慣例だったそうです。
大堂(カテドラル)の隣りにある建物はカトリック系の学校のようで、世界遺産には含まれていませんが、こちらも写真映えしました。
關前街・大關斜巷
大堂(カテドラル)から次の目的地聖ポール天主堂跡周辺へは、少し距離があります。その間には二つの趣のある通りがありました。
一つは「關前街(Rua dos Ervanarios)」。
關前街は、平行して走る「關前正街」と「關前後街」の総称で、マカオで最も古い通りと言われています。そのため古いお店も多くある一方、現代的なカフェ等もあり、新旧入り混じる通りでした。
もう一つが「大關斜巷(Calcada do Amparo)」。
大關斜巷は聖ポール天主堂跡前の目抜き通り「大三巴街(Rua S Paolo)」へとつながるので、セナド広場から向かうと必然的にここを通るケースが多いと思います。
大關斜巷の特徴としては、通りがアートに溢れていること。
こうしたウォールアートなんかもあります。
情緒溢れる石畳の階段も素敵ですね。
そして先ほどの民政総署と同様に、青いタイルのアズレージョアズレージョがポルトガル統治時代の名残として残っています。
この後はセナド広場と並んで世界遺産「マカオ歴史市街地区」の代表的スポット、聖ポール天主堂跡へと向かいます。
【まとめ】
という訳で、2日目の世界遺産セナド広場や福隆新街・關前街・大關斜巷などの記事でした。
セナド広場は世界遺産「マカオ歴史市街地区」を代表するスポットだけあり、観光客でごった返していますが、やはりマカオを訪れた際には一度は立ち寄りたいですね。
また近くの福隆新街や、聖ポール天主堂跡との間にある關前街・大關斜巷もそれぞれに特徴がある通りですので、世界遺産に合わせて回ってはいかがでしょうか。
次の記事では、2日目の聖ポール天主堂跡、モンテの砦、ラザロ地区などについて書いていきます。以上、kosuでした。
[地図]
1 セナド広場
2 大利來記
3 仁慈堂
4 民政総署
5 三街会館(関帝廟)
6 福隆新街
7 聖ドミンゴ教会
8 大堂
9 關前街
10 大關斜巷
[関連リンク]
マカオ観光局
マカオ歴史市街地区(マカオ観光局)
Historic Centre of Macao(UNESCO)
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