【はじめに】
kosuです。9月上旬に韓国のソウルへ行ってきました。天候面ではまったく恵まれませんでしたが、食事は美味しく、親切な人が多くて楽しめました。また旅行手配直後から日韓関係が悪化して「旅行しづらいのでは?」という懸念も杞憂に終わりました。この記事では、2日目の戦争記念館について書いていきます。展示は興味深いものばかりで、特に朝鮮戦争については色々考えさせられました。
【訪れた場所(記事のシリーズ)】
* 1日目: 金浦国際空港へ
* 1日目: 明洞
* 1日目: 明洞(ライトアップ)
* 2日目: 国立中央博物館
* 2日目: 戦争記念館[今回の記事]
* 2日目: 東大門
* 2日目: 東大門(ライトアップ)
* 3日目: 景福宮
* 3日目: 国立現代美術館など
* 3日目: ソウル駅
* 3日目: ソウル駅(ライトアップ)
* 4日目: COEXアクアリウム・ピョルマダン図書館
* 4日目: ロッテワールド
* 4日目: ロッテワールド(ライトアップ)
* 5日目: パラダイスシティ
* 5日目: 仁川国際空港から帰国&成田空港で一夜
【旅行日】
2019年9月5日-9日
【本編】
三星美術館 Leeum
前回の続きで、ソウル市内の博物館巡りです。地下鉄を乗り継いで、「国立中央博物館」から漢江鎮にある「三星美術館 Leeum」へやって来ました。
「三星美術館 Leeum」は、韓国を代表する企業「三星(サムスン、Samusung)」グループが運営する美術館。2004年にオープンし、約15,000点の美術品を所蔵しています。
館内は大きく常設展示の行われる「MUSEUM 1」と「MUSEUM 2」、企画展の行われる「Education & Culture Center」に分かれ、それぞれ世界的に有名な建築家が設計を担当したそうです。あいにくロビー以外での撮影は禁じられていましたので、ここではロビー付近の写真を何枚か。
ユニークならせん状のライン。3Fから見下ろす眺めの方がよりインパクトあったのですが、前述の通り写真撮影不可でしたので、1Fのロビーから見上げた格好の写真のみ。
お洒落なカフェも併設しています。
「Education & Culture Center」の入口付近。
最後はおまけで、駅から美術館に向かう途中で撮ったスナップを。
戦争記念館
「三星美術館 Leeum」を後にして、次に「戦争記念館」を訪れました。
「戦争記念館」は1994年開館の軍事博物館。先史から現代に至るまでの朝鮮半島における戦争と軍事に関する展示が行われ、その中でも朝鮮戦争が展示の中心となります。
まずは屋外の展示を見ていきましょう。こちらは有名な「兄弟の像」。
朝鮮戦争後の分断で兄弟が離れ離れになったのち、兄は韓国軍将校、弟は北朝鮮兵士として再会するという悲劇の場面を表現したものです。
他にもこうした像や
船、
飛行機などが展示されていました。
そろそろ記念館へ移動します。
ちょうど「国軍儀仗隊パレード」を見ることができました。
太鼓の演奏。
迫力のある伝統剣法の披露。
真ん中の人が複数の敵に囲まれてピンチでしたが、
最後は全員を返り討ちに。
こちらは陸海空軍から成る軍楽隊。
途中ライフル銃を左右に回したり投げたりしながらフォーメーションを作っていく「ファンシードリル」を披露するなど、息の合った行進を見せてくれました。
「国軍儀仗隊パレード」は春(4〜6月)と秋(10〜11月)限定と聞いており、自分が訪れたの9月には行われていないと思っていたので、予想外に見ることができてラッキーでした。
パレードも終わり、記念館の中を見ていきます。
前述の通り、「戦争記念館」は朝鮮半島の戦争・軍事に関する展示がなされ、その中でも朝鮮戦争が展示の中心となります。
装甲車。
兵士の面々。
ライフル。
第二次世界大戦後の韓国空軍創始期においては、米軍から譲り受けた航空機もかなりあったそうです。
ジープ。
朝鮮戦争では最初は北朝鮮側が優先で、韓国の首都ソウルを陥落させ、その後は韓国側が盛り返してソウルを奪回するなど、戦局は二転三転しました。
映画のパンフレットに出てきそうなカットです。
朝鮮戦争の舞台は朝鮮半島でしたが、米ソの代理戦争の側面もあり、犠牲者を出した国は多岐に渡ります。
他のスポットに比べて、アジア以外の国から訪れている方を多く目にしました。
朝鮮戦争以外の展示としては、李氏朝鮮時代に存在したとされる朝鮮水軍の軍艦「亀甲船」などがありました。
こんな感じで「戦争記念館」を後にし、次の目的地へ向かいます。
【まとめ】
という訳で、2日目の戦争記念館の記事でした。
戦争をテーマにした博物館ということもあり、「戦争記念館」はガイドブック等ではあまり目にしない気がします。しなしながら、展示は興味深いものばかりで、特に朝鮮戦争については「イデオロギーが違うとは言え、同じ民族同士で何で戦争まで至ったのだろう?」と思いながら見て回りました。入場料も無料ですので、ご興味がある方は是非訪れることをオススメします!
次の記事では、2日目の東大門について書いていきます。以上、kosuでした。
[地図]
1. 三星美術館 Leeum
2. 戦争記念館
[関連リンク]
Visit Seoul – ソウル市観光公式サイト
三星美術館 Leeum
戦争記念館
↓よろしければSNSでのシェアしてください